2009/01/19

読 3

青い鳥
重松清 著:左下リンク参照

C721

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映画「青い鳥」の原作となった著書をやっと読み終えた.
この小説は八つの短編で構成されている.
どれも心に問題を抱えた中学生達が主人公.

いじめの加害者、被害者、傍観者.
ナイフで教師を刺す少年.
いじめ防止という名の投書箱.
ひーとーごーろーしと歌い壊れる生徒.
生徒にからかわれ、
陰湿な虐めに晒された教師などなど.

これが等身大だと言ってのけたのは
我が家の現役中学生.
やっぱり心配となってしまったけど、
まあそうだろうな、という想いもある.

少年Aという報道、見出しに衝撃を受けたのは
もう遠い過去の出来事なのだ.

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小説では、毎回、非常勤講師であり吃音障害、
どもりのある村内先生と生徒が触れ合うことで
それぞれの問題を解決へと導いている.

「先生は大切なことしか言いません」
これがこの小説のキーワード.
吃音という設定が効いている.

「たたた・大切な ことしか いいい・いい・ません」
ということ.

それは先生が的確に正しい答えを(←ここ重要、
教示してくれることとは違う.

村内先生を笑い、苛立ち、
どう対処していいのか困惑し、
やがて、
その真摯な話し振りに何かを感じ取って
解決の糸口を見出してゆく生徒たち.

どの短編も息苦しい程、テーマは重いけど、
それ故に得られる感動は大きい.
そういう短編集.

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えっと、
自分がお勧めするのは最終話の「カッコウの卵」.
これだけは村内先生の教え子が主人公.
みんなに読んで欲しいと思うお話です.

(1/21、改編)

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2009/01/05

読 2

奇跡のリンゴ 
「絶対不可能」を覆した農家、木村秋則の記録.
石川拓治 著:左下サイドバー参照
<< 農薬も有機肥料も使用しないで
リンゴの栽培を成し遂げた奇跡の記録 >>

C704

読む前に思った

もしも
雑草が伸び放題で害虫や病気が蔓延するリンゴ園が
我が家の生活の糧である畑の隣りにあったら、
自分はどう対処するだろうか.

その逆もある.
自分が自然栽培に挑戦するなら、
周囲の理解を得られるだろうか.

狭い農村部でのこと、
同業者からの視線を無視することは出来ない.

また家庭菜園ならいざしらず、
収穫が安定しない自然栽培を収入の柱にしたなら、
栽培が成功するまでの道のりでは、
家族を極貧の生活に追い込むことになる.

自然農法は独りよがりで我儘なこと、
一部の変わり者だけがなせる技なのだろうか?
自分には勇気が足りない.

木村さんの人となりが知りたかった.

花を咲かせないどころか
夏までに葉を落としてしまうリンゴの樹たち.
茶色に染まる枯れ木の山を目の当たりにしても挫けない心.
その支えとなったのは何だったのか?

やはり
木村さんという人について知りたかった.

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C706
読んでみた

タイトルの通り木村秋則さんの艱難辛苦の記録が
全体の八割に渡って延々と綴られていた.
正直、さっぱり読み進むことが出来ない.

文中には自然栽培の難しさを、
近代農業が辿った歴史も含めて記してある.
現代の農業は収入の安定化のために
効率の良い栽培が欠かせない.
誰でも失敗の少ない栽培システムの一部として農薬は開発され、
使用基準、時期も然るべき機関から指導されて
栽培技術は標準化されている.

それを否定した自然農法による
リンゴ栽培がいかに無謀かと綴っていた.

ごもっともである.
っで、だからどうした?
それが奇跡へと繋がる布石?
そりゃそうだけどさ・・・

自分が読む前に期待した応えは、
所々に散らばっていたものの、
とうとう前面に出てこなかった.

中途半端な農業の歴史や自然栽培の苦難、
知識のお裾分けなど、この本に期待してはいない.

木村さんに関わった人々の生の声を柱にして
木村さんの人となりを、もっと深く綴って欲しかった.
それが苦難に立ち向かう勇気とか
生きる力に繋がるような気がしていたからだ.

ひとりのスーパーマンが成し遂げた
奇跡のリンゴだろうか?
もちろん木村さんが成し遂げた偉業に
疑心を抱くものではない.
この本に期待した部分が違ったということ.

表紙は歯のない木村さんの笑顔である.
何度あの笑顔に魅入られて
この本を手にしたことだろう.

読めば読むほど、
木村さんの事を
知りたくなる本だった.

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2008/04/04 撮り

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2008/02/09

この本の楽しさは、キレのいい展開力と
スピード感かもしれないなあ.
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5年3組リョウタ組 (単行本)
石田 衣良著:左サイドバー参照
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まあ、かなり引き込まれることは事実で、
これが旬の作家さんの巧さなんでしょうね.
さっさと泣かせて(そんな人います?)
そう思ったら読んでみるのもアリです.
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不定期ですが
印象に残った本を記そうと思います.
お付き合い下されば幸いです.

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